祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

アプリ:ペン&インク

・今日ネットニュースを見てたら、Amazonから新しいサービスが出ると聞きました。Amazon artという新しいコンテンツで、モネやノーマン・ロックウェルなど有名な絵、または無名な人の絵も含めて多くの種類の作品を、(贋作が出ないように)画商経由で仕入れて、1クリックで買ってもらうというサービスができるようになるそうです。モネの絵が数億円だったような。。。すごい時代だ。

http://japan.cnet.com/news/service/35035641/

ちなみに現状では、アーティスト自身の自薦では置いてもらえないそうです。日本はニューヨークと違って、美術館のセンスや考え方が遅れてると、草間彌生さんの本にあったけど、これによって世界のアートシーンがどう変わるのか、変わらないのか興味深いです。

 

・ペン&インクというiPadiPad mini用(iPhoneはできないかな?)のお絵描きアプリが楽しいです。約900円のペンタブレットで描いてみましたが、使い方に慣れるとはまります。有料版(250円)(有料版は機能が多くなる)、ダウンロードしちゃおうか考え中。

https://itunes.apple.com/jp/app/pen-inku-shui-cai-senoto-pen/id579934598?mt=8

↓実際にちょっと猫を描いてみました。アドビ社のイラストレーターというソフトのように、レイヤー上で描いたものを分けることができます。ペンの強弱もあり。

 

f:id:SatoAki:20130807231620j:plain

 

 

 

↓下はネットで拾った夕焼けの写真を見て描きました。

祖父は絵を描く際、写真で描くという行為は構わない。でも一度はしっかり肌で、眼で、その風景の感じを現地まで行って、描かなきゃ駄目だと常々、言っておりました。祖父は、そのためにフランスに20数回も行きました。

→はい、その通りです。写真を撮ってくるなり以後、気をつけます。

f:id:SatoAki:20130807231621j:plain

祖父に一度デジタルで描いてみてもらいたかったなあ、きっと凄くめんどくさそうにしただろうな(笑)

今日のをまとめると、デジタルの普及によって、数億円の絵の売買が簡単にできるようになったり、数百円で絵が描けたり、両極端の傾向が進んでいくのかなあ。どこの分野でもみられる現象が絵画の世界でも見れるようになっていくんじゃないかと思いました。