祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

展覧会に行ってきました。

今日はやっとこさアメリカンポップアート展と、同じく国立新美術館で開催されている“印象派を超えて点描の画家たち”を観てきました。国立新美術館のシンボルマークのデザインは佐藤可士和さんがやっておられるのですね。初めて行って、初めて知りました。
アメリカンポップアートのほうはリトグラフがたくさん飾られていました。ありきたりですが、やはりかっこいいですね。私はラリー・リヴァーズさんの“ジム・ダインの暴風窓”という窓枠の箱の中に男性がいる箱のような作品に惹かれました。
実は草間彌生さんの著書を読んで、ジョセフ・コーネルさんの作品がないか期待してたのですがないようでした。彼も箱のような作品を作られる方で、私は精神医学でいう箱庭療法みたいな作品なのかなあと想像してるのですが。
展示品最後のお土産コーナーが、定番の葉書やクリアファイルの他にも、アンディ・ウォーホールのトートバッグとか、キャンベル缶を模したマグカップとかあって、かっこよくて、グラグラ心が揺れました。それで結局何でも入りそうな、それほど高くない布製のバッグとキーホルダーを一つずつ購入。沢山買っちゃいそうだったので、危険なところだった…。
対して“印象派を超えて〜”のほうは、作品保護のために空調が聞いてて、お客さんも落ち着いた感じでした。言わずと知れたゴッホとモネを再度、じっくり観てきました。
そういえば子供の頃、図画工作の時間に「ゴッホの絵の印象は?」と先生が生徒に聞いて、「絵が荒くて雑に見える」と言っていたのを、思い出しました。別にゴッホは雑に描いてあの絵になったわけでは全然ないと思うのですが、子どもは怖いもの知らずですね〜。
個人的にはモーリス・ド・ブラマンクさんの“小麦畑と赤い屋根の絵”という油彩画が、少し佐藤徹の絵に似てるなと思いました。ただ色使いがもう少し祖父のほうがカラフルかな。
ポップアート展は10/21、印象派展は12/23までやってます、もし良かったらこの機会に行かれることをお勧めします。ちなみに火曜日休館です。私が今日行ったときは、平日にも関わらず結構混んでました(特にポップアート展)。