祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

花の絵

東京に来てからあまりスペースがないのですが、油彩画を描こうかと思っています。
アクリル絵の具で描くとか、キャンバスにジェッソを塗ってとか色々やってみたいけど、美術科出じゃないのでよく分からないし、どうなることやら…。

それで、 花の絵をきれいに描きたいなと思ってて、佐藤徹の花の絵の画像を眺めてました。祖父はフランスの風景は好きだけど、戦時中の人なので、欧米人はあまり好きじゃなかったようで一緒にフランス旅行に行ったときは常にイライラしてました。

それで晩年になってからは、あのように見えて体力のなさや医大への通院と検査で大変でした。実は一度、フランスへもう一度行こうか?と提案したのですが、行きたいのはやまやまだけど、体力がもう不安だから止めておくと言われ、少し寂しい気持ちになりました。
祖父の絵にちょっと似たテイストの画家が静岡にいらっしゃるのですが、その人もフランスがお好きのようで、でもご高齢のためフランスに行けないのか、花の絵をシリーズでたくさん描いてるのを観ました。

花という気軽な素材を描くという背景の後ろには、画家の心の中の色んな思いが詰まっていると思います。ここに掲載した絵は、タイトルやサイズが手元ではちょっと分からないのですが。花のモチーフだけど抽象的な、線を極限まで省略した絵で、私にはとても同じように真似は出来ないけど、これをお手本に勇気を持って、ちょっと描いてみようかなと思います。

f:id:SatoAki:20120611154630j:plain