祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

展覧会搬入の日

今日は私が所属している絵画教室の展覧会の搬入で、練馬区立美術館にいました。私は額縁の裏の紐の結び方もネットを見ながらでもよく分からず、先生にあっさりやってもらい、さらにワイヤーを天井から垂らすのも男性の方々にやってもらい、あれよあれよと言う間にやってもらってばかりで、準備が終わりました。

飾り終えてみると、絵に色んな思いが詰まってるのが観て取れて、面白かったです。

 

展覧会は今日から9日の14:00くらいまでですが、私の中では次に描く絵のことで色々ああでもないこうでもないと、繰り返して考えたりスケッチしてます。次に描く絵はまだ先生に相談してませんが、段ボールに描くということをやってみようかなあとか。使ったことがないけど、アクリルガッシュというのを買えばいいのかな。

 

ちなみに祖父はジェッソとかローラーとか使って絵を描いてるのを見たことがないです。あくまでキャンバスに絵の具と筆とナイフと、まっすぐ線を引くための棒のみで立ち向かってたようにみえます。

そういえば、静岡県立美術館で4/4から佐伯祐三の絵が飾られるということで、見に行きたいなと思ってます。佐伯祐三の絵は3枚有名なのがあると聞いて、そのうちの2枚はブリヂストン美術館で観たのですが、観てないほうの絵が飾られてるといいな。

祖父の最期のとき私は祖父を元気付けたくて、壁に地中海の写真や色んな画家の絵葉書を貼ったのですが、祖父がかえって気が重くなってしまったらしく、結局壁に残ったのは佐伯祐三の絵葉書だけでした。祖父も好きでした、そう意味でも想いが強い画家です。