祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

個展の5日前の夜より

この前の記事の続きですが、8/14付けの中日新聞袋井市の地域版に袋井市の原田市長へ祖父の絵を贈呈した親族である私達が記事と写真で掲載されました。載るとしたら市長と佐藤徹の顔写真や絵画が載るくらいだろうと思っていただけに、こっぱずかしい限りです。(恥ずかしいので画像は祖父の絵で隠しちゃいます…。)でも亡くなってからも新聞で取り上げてもらって、祖父も嬉しいだろうなあ。市役所の入り口で「おうっ、ここだ~!」と言って待っててくれたんじゃないかなあと、勝手に思ってます。

佐藤ブルーのことが記事に書いてあったのですが、昔祖父から、このブルーはこの色とこの色をこの比率で混ぜると出来ると、こっそり教えてもらったのが思い出されます。(企業ヒミツと言うことにしておきます。)

9/20からの湖西市のムーンシスターズでの展覧会のDMのハガキのデザインは早く終えたつもりだったです。しかしながら、やっぱり祖父が亡くなったことを知らない方もいるのでは?と、ムーンシスターズさんからご指摘を受け、急遽展覧会のDMの序文を僭越ながら私が作り、それに合わせてハガキのサイズもかなり大きくなりました。

ちなみに今度の展覧会のテーマは祖父が最期まで憧れ続け、かつ何回も行って愛し続けた「地中海」で、外国の風景ばかりになります。

小さめのポスターも作ったのですが、初めは作ろうかどうしようか、印刷はどこに頼めばいいかなどで悩んでいたために時間がなくなり半日で仕上げました…。またDMの設置やポスターを貼らせてもらえるかもしれない場所の確保に色々電話でお願いして、あまり得意ではないコミュ力もかなり使いました…。

パソコンを使ったDMの宛名の入力作業も、以前の展覧会に来て頂いた方が書いて下さった住所録を読んで、宛名を作り、もう、やっと、早ければ火曜日に届くんじゃないかなあと思いますが、私には読めない漢字が度々出てきたり、達筆過ぎてさっぱり読めなくてDMが泣く泣く送れないものも時々あります。
流麗で美しい字より、郵便番号を端折らず、楷書で書いていただけると私が泣かないで済みます…。他にも、プリンターがハガキを頑なに拒絶し続けたり何かと頭を悩ませました。
祖父は天国でそんな私を見て達観していることでしょう。

話しは飛んで、以前から額縁選びや美術品の運搬取り付け諸々で、祖父が生前からよくお世話になっていた浜松市茄子町にある書繪堂(ショカイドウ)さんには、社長さんがまだ18歳だった昔からお付き合いがあったと知り、ポスターも貼らせて頂けると快く言ってもらえて、ただただ感謝申し上げる次第です。
他のところでもポスターを(暫定の所もあるのですが)、計10カ所くらいのところで貼ってあるので見つけていただいて、祖父の絵を思い出していただけるきっかけになれば幸いです。

貼れパネで絵の下のタイトルを作る作業も、まだこれからしなければいけないのですが、私が今住んでるとこは大きな机と大きなカッティングボードがないので一苦労です。手先の器用な母に頼んで(佐藤家は手先が器用な人が、祖父と言い母と言い多いのですが、私は不器用なのです…。祖父は紐を括り付ける天才でした。)、実家へ戻ってやることになりそうです。

祖父は80歳まで毎年毎年こんな大変なことをやっていたようで、全く感心します。。

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