祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

2/4の絵画教室

今日は、横島庄司先生の絵画教室の日で、ヨイコラショと行って来ました。前にも書いたように荷物が多いので、色んな物や人にぶつかりながらの歩きです。朝、小雨も降ってたし。早くカートを買おう…。

 

今日はサムホール4枚を何としても仕上げて、3月の林檎の会の展覧会に間に合わせなければならず大変でした。そこで初めて完成した絵に自分のサインを入れるということを経験して書いたのですが、やっぱり祖父のようにスッと書けず、悔しかったです。一番細い筆でやったのになあ。

私はデッサンや写実画に結構?弱いです。そういえば祖父の絵で、デッサンっぽいものを一度も見たことがありません。美大を受験する際、デッサンのレクチャーは受けたのですが。どうやって描いてたのかな。チラシの裏に太いペンでササッと下絵の練習してるのは見たのですが。

横島先生は昔、映画スターのブロマイドを見て、絵の練習にしてお小遣いにしていた(!)などと仰り、藝大へ進学するにはそのくらいしなきゃ駄目なのか、凄いな〜と思いました。

それにしても佐藤徹の描いたあの線はどうやってあの極致になったのか、今となっては謎です。生前から神秘的な祖父でしたが。

今、想像(妄想?)だけで描いてる絵の中で、プールの中に丸いオブジェクトを描きたいと思っていたのですが、地球を描くのも、地球儀も、ましてや月を描くのも難しく、はてなブログをさまよっていたら素敵な写真を発見し、これだと思って2度描き直した絵を3度目の正直で描き直しています。

先生が月は描くのに難しい、苦労している人がいたよと仰ってて、どうしたものかなあと思いました。月といえばセーラームーンが出て来る、いささか幼児性の強いワタクシですが、あの漫画家は月なんてどうやって描いてたかな…?最近愛蔵本が出てるのを見かけますが。

絵を描いてると、こんなの画像検索や⌘+Z(Macのやり直しのショートカット)ですぐなのに〜と、デザイン脳のノイズが邪魔してくることがあり、黙々とその考えの中で絵に向き合うことになってます。

 

ちなみに帰りは雪が物凄いときに丁度ぶつかってしまって、雪がまず降らない静岡県西部出身の私には大変でした。