祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

佐藤徹の絵の今後の展開

祖父はベッドの上で震える言葉で、自分が亡くなったあとはオープンアトリエを開いて欲しいと言っていました。ただ、資金面の他に場所と人材的、設備的にビジネスモデルが成り立たないということもあり、数々の遺言の中で一番、実現が難しそうです。

 
一方、生前からお世話になっているギャラリーの幾つかでの展覧会を軸に活動をしたほうがいいのではと思っています。私は、祖父が私に絵を託したいと言われたときから思っている事は、絵を売ることよりも、祖父の絵を一人でも多くの人に観てもらいたいと思っています。それは、生前祖父も望んでいたことでした。それには何が必要なんでしょう。絵を売ったお金を貯めたり、私が働くことでお金を得て、東京で展覧会をやるとか。。現在のところ、なかなかあまりいい知恵が浮かびません。。
 
また、これも祖父の遺言の一つなのですが、色々お世話になった方に(代表作を渡すのはとても忍びないのですが)、絵を寄贈することを少ないですが、ぽつぽつとし始めています。生前にも絵を寄贈していて、浜松医科大学(祖父が亡くなった病院です)のICUの部屋に祖父の絵が飾ってあるそうです。
 
祖父は美大を出てないせいか、画壇とはあまり関係が密接でなかったようにみえます。後々まで祖父は美大に行けなかったことを残念そうにしてました。等迦会という美術の会(有名なのはニ紀展とか)では、静岡支部を初めて立ち上げたと聞いてましたが。。
 
うーん、悩ましくて夜も眠れません。。。
 
追記:ところでアクセス解析を見ると「画家佐藤徹」で検索される方が多く見受けられますが、「佐藤徹の色彩」で検索されたほうが直近の絵を多く、閲覧することができますので、ぜひそちらもご覧になってください。2、3ヶ月に一度絵を増やしてます。
佐藤徹の色彩ホームページ→http://satootetsu.web.fc2.com/index.html