祖父と私と絵画のはなし

画家であり、祖父である佐藤徹のブログ。アートのこと中心です。

遺品

遺品の片付けに祖父が使っていたアトリエに数日間行きました。アトリエは所狭しと絵があって、作業してて汗だくだし、しかも数日やそこらじゃ終わらない感じです。
それに、いい絵がいっぱいあって、つい中身を確認してしまって、なかなか作業が進みません。描きかけのサインの入ってない絵や、乾かしていたであろう水彩の絵、私の身長くらいある真っ白な油彩用キャンバス、大量の絵の具、新品の紙パレットやスケッチブック。。。まだまだ描く気満々だったんだろうと思うと、神様はいい人ばかり自分の傍へ連れて行ってしまうと思い、悔やみました。
実は、大量に絵がある割に、本体がどこにあるか管理出来てないのと絵が増えすぎると今のサイトでは表示が厳しくなるかもしれないと思い、ホームページには代表作だけ掲載しようとも思ってたんですが、こんなにまだいい埋もれた絵があると、どうしたものやら考えてしまいます。
さて、袋井市の、ある開業医の方のところに絵をお貸ししていたのですが、「あの線は静岡県では佐藤徹さんにしか描けない」と仰っていただいてうれしかったです。祖父が急逝した関係で混乱したし、実はまだ少し亡くなったことが信じられないところもあるのですが、励まされました。
佐藤徹のファンである方達のためにも今後もホームページ始め、絵の活動を頑張っていこうと思います。